今回は、kali Linuxを仮想環境にインストールしたいと思います。
kali LinuxはDebianをベースとして開発されたLinuxディストリビューションです。
Kali Linuxはペネトレーションテスト※を目的としており、
UbuntuやLinuxMintのように個人で使用するディストリビューションとは少し違ったディストリビューションです。
ネットワークに接続されているコンピュータシステムに対し、実際に既知の技術を用いて侵入を試みることで、システムに脆弱性がないかどうかテストする手法のこと。侵入実験または侵入テストとも言われる。
Wikipediaより引用
今回はGUIベースでインストールをしたいと思います。
その前に、まだVirtualBoxをインストールしていない場合、以下の記事を参照ください。
KaliLinuxをインストール
以下のサイトからkali Linuxのイメージデータをインストールします。
ページをスクロールすると、ダウンロードペーシへの記載が現れます。
今回は、Kali Linux64-bitをインストールします。
Kali Linux64-bitでなくても、みなさんの環境に合わせたイメージデータをインストールしてください。
インストールが完了したら、自身の適当なローカルのフォルダに配置します。
インストール環境
ホストOS:Windows10 home
仮想環境:VertualBox
Kali Linuxのセットアップ
GUIでインストールすると、結構な項目があるので時間がかかります。
仮想マシンの設定
VirtualBox設定を行います。設定内容は以下の表にまとめました。
項目 | 設定値 |
名前 | Kali_linux |
マシンフォルダ | 変更しなくて良い |
タイプ | Linux |
バージョン | Debian(64-bit) |
メモリーサイズ | 2048MB |
ハードディスク | 仮想ハードディスクを作成する |
ハードディスクのファイルタイプ | VDI |
物理ハードディスクにあるストレージ | 可変サイズ |
ファイル場所とサイズ | ファイルの場所は任意で変更 サイズは12GB |
![KaliLinuxインストール1](https://kimamani89.com/wp-content/uploads/2020/05/01577cfbc6835e391140792d5ef84ed8-1024x529.png)
Kali Linuxの起動
続いてKali Linuを起動します。
起動後は以下のダイアログが表示されるので、先ほどインストールした、
イメージファイル(isoファイル)を選択して「起動」ボタンを押してください。
![Kali Linuxのインストール2](https://kimamani89.com/wp-content/uploads/2020/05/imag14-1024x508.jpg)
Kali LinuxのGraphical installを選択
以下の画面が現れたら、Graphical installを選択します。
![Kali Linuxのインストール3](https://kimamani89.com/wp-content/uploads/2020/05/imag15.jpg)
言語の選択
言語は日本語を選択肢ます。
![kali Linuxのインストール3](https://kimamani89.com/wp-content/uploads/2020/05/imag16.jpg)
場所(地域)の選択
地域も日本を選択します。
![Kali Linuxのインストール](https://kimamani89.com/wp-content/uploads/2020/05/imag17.jpg)
キーボード設定
キーボードは「日本語」を選択しましよう。
![Kali Linux](https://kimamani89.com/wp-content/uploads/2020/05/imag18.jpg)
インストーラーの起動
自動的にインストールが開始されます。しばらくするとネットワークの設定が表示されます。
![Kail Linux](https://kimamani89.com/wp-content/uploads/2020/05/imag19.jpg)
ネットワークの設定(ホスト名)
ホスト名の入力が求められます。任意でいいので好きな名前を入力してください。
![Kali linuxのインストール](https://kimamani89.com/wp-content/uploads/2020/05/imag20.jpg)
ネットワークの設定(インターネットアドレスの部分)
ネットワーク部分の設定は、適当な名前をを入力をしましょう。
![Kail Linuxのインストール](https://kimamani89.com/wp-content/uploads/2020/05/imag21.jpg)
ユーザーとパスワードのセットアップ
ユーザーアカウントの設定をします。非管理者権限(root以外)ですので、何でもOKです。
![Kail Linuxのインストール](https://kimamani89.com/wp-content/uploads/2020/05/imag22.jpg)
ユーザーとパスワードの設定
パスワードを設定するユーザーを入力します。先程設定したユーザーのパスワードを設定しましょう。
先程、設定したユーザーを入力します。
![Kail Linuxのインストール](https://kimamani89.com/wp-content/uploads/2020/05/imag23.jpg)
パスワードの設定
パスワードも、各自お好きなパスワードを入力してください。
![Kail Linuxのインストール](https://kimamani89.com/wp-content/uploads/2020/05/imag24.jpg)
設定の読み込みとインストール
次にここまでの入力値の設定と、インストールが開始されます。
しばらくすると、次の項目が表示されます。
![Kail Linuxのインストール](https://kimamani89.com/wp-content/uploads/2020/05/imag25.jpg)
ディスクのパーティショニング
ここからは、仮想環境上に展開するkali Linuxのディスクパーティションの設定をします。
![Kail Linuxのインストール ディスクパーティション](https://kimamani89.com/wp-content/uploads/2020/05/imag26.jpg)
パティショニングをするディスクの選択
パーティショニングをするディスクはおそらく1つしか選択項目がないので、それを選択しましょう。
![Kail Linuxのインストール パーティショニング](https://kimamani89.com/wp-content/uploads/2020/05/imag27.jpg)
パーティショニング機構の選択
ここでは、「どのようにディスクをパーティションするか」を選択します。
![Kail Linuxのインストール パーティション](https://kimamani89.com/wp-content/uploads/2020/05/imag28.jpg)
パーティショニングの最終確認
最後に、「表示された内容でパーティションします。」と最終確認が出てきます。
自分が設定した内容に問題がなければ、「パーティショニングの終了とディスクへの書き込み」を選択し、続けるをクリックします。
![Kail Linuxのインストール 最終確認](https://kimamani89.com/wp-content/uploads/2020/05/imag30.jpg)
![Kail Linuxのインストール 最終確認2](https://kimamani89.com/wp-content/uploads/2020/05/imag31.jpg)
システムのインストール
再度、インストールが続行されます。
![Kail Linuxのインストール](https://kimamani89.com/wp-content/uploads/2020/05/imag32.jpg)
パッケージマネージャーの設定
ここはプロキシの設定が必要な場合のみ、入力します。
おそらく、企業とかでなければ、個人の場合は入力しなくても大丈夫でしょう。
![Kail Linuxのインストール プロキシ](https://kimamani89.com/wp-content/uploads/2020/05/imag33.jpg)
ソフトウェアの選択
デスクトップ環境や、どのソフトウェアをインストールするかを聞かれるので、好きなように選択してください。
Desktop environment : Xfce (←これがKaliのデォルト)
Collection of tolls : top10 defaultにチェック
![Kail Linuxのインストール ソフトウェア](https://kimamani89.com/wp-content/uploads/2020/05/imag34.jpg)
GRUBブートローダーのインストール
最後に、ブートローダーGRUBをディスクにインストールします。
マスターブートレコードにGRUBブートローダをインストールしますか?という質問に「はい」を選択し、「続ける」を選択。
![Kail Linuxのインストール GRUBインストール](https://kimamani89.com/wp-content/uploads/2020/05/imag35.jpg)
ハードディスクの選択
ブートローダーをインストールするハードディスクを選択します。
選択するハードディスクは、/dev/sdaを選択しましょう。
![Kail Linuxのインストール ブートローダー](https://kimamani89.com/wp-content/uploads/2020/05/imag36.jpg)
インストールの完了
以上の項目を設定すると、自動的にインストールが開始され、スタート画面が立ち上がります。
![Kail Linuxのインストール 完了](https://kimamani89.com/wp-content/uploads/2020/05/imag38.jpg)
まとめ
以上で、KaliLinuxのインストールは完了となります。
KaliLinuxを使って、ネットワークの脆弱性を調査してみたいと思います。
そこらへんの使用感とかは、次回まとめて記事にしたいと思います。
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