【Linux】リソース管理コマンドtop・htopコマンド

topcommand Linux
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リソース管理コマンドの一種である、topコマンドとhtopコマンドについてまとめました。

topコマンド

topコマンドはシステムの全体的な使用率や統計情報を収集するコマンドです。

システムのソース管理やプロセスの実行状態を確認することもでき、開発ツールや保守ツールとしては必須コマンドになります。

top [オプション] 

topコマンドのオプション

オプション説明
-bバッチモードで実行
-d秒表示内容の更新秒数を指定
-n回指定した回数だけ更新する
-u ユーザー指定したUIDもしくはユーザー名のプロセスのみ監視する
-p PID指定したPIDのプロセスのみ監視する

 

topコマンドの出力画面は、サマリー領域とタスク領域の2領域に分かれます。

topcommand

サマリー領域の表示内容は以下の通りです。

1行目 表示項目と内容

フィールド説明
現在時刻15:49:56
稼働時間up 1:17
ログインユーザー数1 user
負荷平均
(左から過去1分前、5分、15分)
0.05, 0.03, 0.00

2行目 表示項目と内容

フィールド表示内容
タスクの数170total
ラン、ラン可能なタスク数1 running
スリープしているタスク数169 sleeping
ストップしているタスク0 stopped
ゾンビタスク0 zombie

3行目 表示項目と内容

フィールド表示内容
ユーザーモード時間1.0 us
システムモードの時間0.0 sy
nice値による低優先度のユーザーモードの時間0.0 ni
アイドル時間92.5 id
I/O終了待ちの時間0.0 wa
ハードウェア割り込み処理時間0.0 hi
ソフトウェア割り込み処理時間0.0 si
仮想マシンに与えた時間0.0 st

4行目 表示項目と内容

フィールド表示内容
メモリの合計1995.3 total
未使用のメモリサイズ582.6 free
使用中のメモリサイズ434.6 used
使用されているバッファサイズ1032.2 buff/cache

5行目 表示項目と内容

フィールド表示内容
スワップの合計容量1024 total
未使用のスワップ領域のサイズ1024 free
使用中のスワップ領域サイズ0.0 used

htopコマンド

htopコマンドは、topコマンドと同様の機能ですが、ncursesベースで開発されたツールになります。

ncurses:端末に依存しないテキストユーザーインターフェース(TUI)を作成するために作られたAPI。(参考:Wikipedia

htopコマンド実行後、矢印(→↑←↓)で画面操作することができます。

htop [オプション]

htopコマンド

htopコマンドのオプション

オプション説明
-C色表示しない
-d 数値表示内容の更新間隔を決める
-hヘルプを表示
-s
-tプロセス内容をツリー表示
-u指定したユーザーを監視
-p指定したPIDを監視
-vバージョン表示

参考にした資料・教材

 

 

 

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