【分野別】Linuxのおすすめ参考書

Linux
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現在、組み込みLinuxエンジニアとして働いている、ぶたキムチと申します。

今回はLinuxの基w礎知識を身に着ける参考書を紹介したいと思います。

この記事を見ている方は、少なからずこれからLinuxのスキルを身に着けたいと思っている方だと思います。

私もLinuxを初めて勉強しようと思った時、何から勉強したらいいか分かりませんでした。

私が「最初にこんな情報欲しかった。」「Linuxコマンド以外の知識もしっかり身に着けるべきだった」と感じたことがあったので、

その経験も踏まえて、身に着けるスキル、おすすめの参考書を紹介したいと思います。

Linuxが活躍できる分野

まずLinuxを勉強する前に、Linuxってどんな分野で使用されているのか、ここではほんのちょっとだけ説明します。

詳細は別の記事に書きたいと思います。

皆さんが使用しているPCは、だいたいWindowsかMacOSが使用されているかと思います。

LinuxOSも、OSの一種です。正確に言うと、「UNIXライクなOS」と言えます。

Linuxが活躍できる分野は、IT分野から製造業までかなり幅広い分野、

さらにサーバーから家電製品、情報機器など、多くの製品で活躍しています。

また、現在はかなり浸透した「クラウド」の分野では、Linuxは標準OSと言っても過言ではありません。

正直、Linuxは知って当然の知識になると思います。

Linuxコマンドだけ学ぶのもいいですが、もっと体系的にLinuxを学びたい人に、分野別のLinuxの参考書を紹介します。

Linuxを体系的に理解する

1週間でLPICの基礎が学べる本 第3版 (1週間シリーズ)

難易度:★☆☆☆☆

1週間でLPICの基礎が学べる本」は、LPICやLinuCというLinuxの資格対策本となっていますが、1週間でLinuxをざっくり理解できる良書です。

Linuxをいざ勉強しようとすると、Linux自体がいまいち何から手をつけていいかわからなくて、挫折してしまう人も基礎知識がおろそかになってしまう人も多いと思います。

しかし、この本は、1日目から7日目までしっかり分野が決まって、かつ分量も仕事や学校の勉強の合間に学習できるコンテンツとなっています。

1日目:Linuxの概念と学習の準備

2日目:基本操作とファイルの基礎

3日目:ファイル管理とユーザー管理

4日目:パーミッションとテキストファイルの編集

5日目:シェルとシェルスクリプト

6日目:ファイル操作、ソフトウェアパッケージとファイルシステム

7日目:プロセスとジョブ、ネットワークとシステム管理

これからLinuxの勉強を始めるという方は、是非購入する価値のある1冊だと思います。

もし、Linuxの資格に興味があったら、以下の記事にまとめたので、そちらを参考にしてください。

入門者のLinux 素朴な疑問を解消しながら学ぶ

難易度:★★☆☆☆

入門者のLinux 素朴な疑問を解消しながら学ぶ」は、初心者向けの著書となっています。初心者といっても、Linuxを全く触ったことがない人や、少しLinuxを操作した経験がある人向けだと思います。

おそらく基礎を学びはじめた時、必ずとっつきにくい分野は、おそらくコマンドライン操作でLinuxを扱うことだと思います。

この本は、初心者の方がつまずきやすいポイントをわかりやすく説明されています。

基礎からコマンドの使い方まで、Linuxを知るには非常にまとまっている参考書です。

[試して理解]Linuxのしくみ ~実験と図解で学ぶOSとハードウェアの基礎知識

難易度:★★★★

[試して理解]Linuxのしくみ ~実験と図解で学ぶOSとハードウェアの基礎知識」は、Linuxをある程度理解できて、コマンド操作だけではなく、

ハードウェアを意識してLinuxを理解の理解を深めたい人、Linux初心者でLinuxのシステムをさらに一歩踏み込んだところまで理解するための参考書だと思います。

Linuxをコマンドラインで操作するためには、やはりハードウェアとOSの関係性の理解や、システムがどのように動作するかなど、表面的的でなく深い理解が必要だと思います。

今後、フロント、バックエンド、組み込みなどどんな分野でも、ハードウェア、OSを理解した上でLinuxを操作することは必須になってくると思います。

是非この機会に。

Linuxコマンドを理解する

新しいLinuxの教科書

難易度:★☆☆☆

Linuxは何と言ってもコマンドラインでの操作が必須になります。

コマンドを使いこなすために必要な入門書だと思います。

私がLinuxを勉強し始めた時に読んだLinuxコマンド本より、かなりわかりやすい内容だと思います。

Linux初心者に非常に優しい本だと思います。

新しいLinuxの教科書は、非常に分かりやすい内容と、コマンドの説明だけでなく、実際に現場でも頻繁に使用するシェルスクリプトに関する説明が盛り込まれています。

コマンドのHowto本というより、基礎をしっかり押さえたい方におすすめです。初心者ならはじめの1冊に是非購入することを、おすすめします。

いちばんやさしい Linuxコマンド入門教室

難易度:★☆☆☆☆

こちらも、初心者向けの1冊となります。

先程の「新しいLinuxの教科書」より難易度は低いと思いました。

Linuxコマンドは、Linuxコマンドの中でも必須コマンドが掲載されており、

本当にゼロスタートからLinuxコマンドを学びたい人向けの本となっています。

Linuxを勉強する人向けのテキストになります。

また、コマンド操作だけでなく、シェル、パッケージ管理、システム管理コマンドなど幅広く基礎を網羅していると思います。

Linux × サーバー を学ぶ

ゼロからはじめるLinuxサーバー構築・運用ガイド 動かしながら学ぶWebサーバーの作り方

難易度:★☆☆☆

ゼロからはじめるLinuxサーバー構築・運用ガイド 動かしながら学ぶWebサーバーの作り方」は、ゼロからサーバー構築を学びたい人におすすめの参考書です。

実際に手を動かしながら、サーバー構築を行うだけでなく、サーバー構築に必要な周辺知識を身に着けることができます。

例えば、ネットワーク関連、セキュリティといった知識を身に着けることができます。

LAMP(Linux・Apache・MariaDB・PHP)環境も学べます。

また、この参考書を通して、Dockerを使ってコンテナ作成まで学べるので、最近のトレンドも踏まえてLinuxサーバー構築を学べる1冊だと思います。

これから、Linux×サーバー構築を学習したいと考えている人は、是非購入をおすすめします。

本気で学ぶ Linux実践入門 サーバ運用のための業務レベル管理術 

難易度:★★☆☆

本気で学ぶ Linux実践入門 サーバ運用のための業務レベル管理術」は、これから仕事でLinuxサーバーを運用する人向けの参考書となっています。

Linuxの基礎からサーバー運用を業務レベルで行うためのコマンドが丁寧に掲載されています。

この本で学べることは、Linuxの起動シーケンスから、タスク管理、ネットワーク、セキュリティなど、サーバー運用する上では欠かせない知識ばかりです。

運用書に関わらず、Linuxを体系的に学べる1冊だと思います。

また、最近サーバー用のディストリビューションでも人気のあるUbunutuと、サーバー系のディストリビューションとしては言わずと知れたCentOSを使用して学ぶことができます。

Linuxのコマンドを一通り学び終えた人は、次のステップへ進むにも、是非読んでみてください。

シス管系女子 まんがでわかるLinux /日経BP/Piro

難易度:★☆☆☆☆

シス管系女子 まんがでわかるLinux 」は、有名なLinuxのマンガになります。Linuxの雑誌「日経Linux」にも掲載されています。

初心者の方だけでなく、新人Linuxエンジニアの方にも、非常にオススメの1冊です。

理由は、業務で発生するエラーやトラブルを、マンガで分かりやすく解決しているからです。

トラブルが起こるシーンや問題、またその解決など、初心者の方でも現場でのトラブルを想像しやすく、そして解決のアプローチをマンガで学べるのは素晴らしいと思います。

マンガなので読みやい上に、全部で3巻あるので、分量としては申し分ないと思います。全巻読破したいですね。

シス管系女子 まんがでわかるLinux 2 /日経BP/Piro

シス管系女子 まんがでわかるLinux 3 /日経BP/Piro

Linux × C言語

ふつうのLinuxプログラミング 第2版 Linuxの仕組みから学べるgccプログラミングの王道 

難易度:★★★☆☆

Linuxを深く知るには、C言語の理解が欠かせません。

ふつうのLinuxプログラミング」は、Linuxの仕組みや各コマンドの動作をC言語を使って学ぶことができます。

C言語は何となく知っている、大学の授業を受けたレベル感であれば、この参考書で、Linuxがどのように動いて、各コマンドがどのような処理をしているのか学ぶことができます。

これから業務でLinuxにがっつり関わっていく新人の方には、是非読んでいただきたい1冊です。

例解UNIX/Linuxプログラミング教室 システムコールを使いこなすための12講

難易度:★★★

例解UNIX/Linuxプログラミング教室 システムコールを使いこなすための12講」は大学の授業のテキストでも使用されている、Linuxのテキストになります。

C言語を学び終えた人、Linuxの理解をさらに深めたい人にオススメの参考書となります。

UNIXのファイル入出力やプロセス、シグナル、ネットワーク関連の等をC言語を使って仕組みを理解していくことができます。

Linuxの仕組みをしっかり押さえておくことで、Linuxサーバーや組み込みでエラーが発生したときに、解決のスピードが知らない人と全然違うと思います。

ワンランク上を目指すためにも、一歩先のLinuxの基礎知識を身に着けることも大事だと思います。

Linux × コンテナ技術

プログラマのためのDocker教科書 インフラの基礎知識&コードによる環境構築の自動化 第2版

難易度:★★★

近年、コンテナ技術は非常に注目されている技術です。その理由はAWSの台頭かなと思います。

プログラマのためのDocker教科書」でコンテナ技術の構築のするための、基礎知識や運用方法を学ぶことができます。

クラウドを利用した開発環境プラットフォームの構築やアプリケーション開発では、必ずと言っていいほど、DockerやLinuxが使用されます。そのためDokerの知識、Linuxの知識は必須となります。

。これからサーバーだけでなく、アプリーケーションエンジニアや組み込みエンジニア等、幅広い分野でLinuxの知識が必要になってくると思います。

やはり、Linuxを学び終えた人は、Dockerも併せて勉強した方がいいでしょう。

Docker/Kubernetes 実践コンテナ開発入門

難易度:★★★☆

Docker/Kubernetes 実践コンテナ開発入門」もコンテナ技術を学ぶことができる参考書です。

こちらの参考書は、Dockerの基礎知識や運用技術について学ぶことができます。

またDockerを使ったアプリケーション開発の触りも学習できます。

さらに、Dockerだけでなく、Kubernetes(クバネティス)というコンテナ技術についても習得できるため、異なったコンテナ技術の運用を行うスキルの基礎が身に付きます。

そのため、コンテンツとしては、非常に充実した内容の参考書です。

Linux × ネットワーク を学ぶ

インフラ/ネットワークエンジニアのためのネットワーク技術&設計入門 第2版

難易度:★★★☆

Linuxサーバー構築や、組み込みLinux、またクラウドを利用したオンプレミス環境を扱う上で欠かせない、ネットワーク知識。

Linuxを学んだら、ネットワークの知識は必ず身に着けましょう。

VLANやアドレス設計、仮想化まで丁寧に解説されており、入門書としても、実践的な知識を身に着けることもできる参考書だと思います。

インフラ/ネットワークエンジニアのためのネットワーク技術&設計入門」Linux専門ではないですが、ネットワークを理解するには非常に良い参考書です。

システムを構築する上で必要なネットワーク関連知識と基礎を理解するには、購入する価値のある本だと思います。

マスタリングTCP/IP入門編 入門編 第6版

難易度:★

マスタリングTCP/IP 入門編」はネットワークをこれから勉強したい、ネットワーク初心者の方が最初に読むべき参考書だと思います。

プロトコルやインターネット、ネットワークの知識を基礎から分かりやすく解説されているため、習得することができます。

ネットワーク周りの知識は、ごちゃごちゃしてて分かりにくい、理解しにくい分野で、全体像がなかなか掴みにくいと思います。

この参考書は、ネットワーク関連知識を丁寧に解説されているため、初心者のネットワーク入門書としては、優良な1冊だと思います。

Git × Linux

いちばんやさしいGit&GitHubの教本 人気講師が教えるバージョン管理&共有入門 「いちばんやさしい教本」

難易度:★★☆☆

もはやエンジニアにとって、Gitは欠かせないものですよね。

GitコマンドもLinuxベースで開発されているため、(私からしたら、使い勝手は変わらないと思います。)GitやるためにLinuxを学ぶ人もいるのではないでしょうか。

これからGitを学ぶ方は、Git基本構文と全体像を学習した方がいいでしょう。

いちばんやさしいGit&GitHubの教本は、基本構文から分かりやすく説明されており、GitとGitHubを習得することができます。

特に初心者の人は、コマンドライン操作に慣れないかもしれませんが、そういった操作や全体像がつかめないという理由で、挫折しないようにかなり分かりやすい易しい内容になっています。

独習Git

難易度:★

Gitの基本を押さえたら、開発に向けバージョン管理の実践スキルを習得しましょう。

より実践的なスキルと知識を身に着けたい人におすすめの参考書です。

独習Gitは大人数でソフトウェア開発をするために必要なこと、バグフィックス、バージョンアップまで実践的なスキルばかりです。

そのため、この本があれば結構Gitを使いこなせるレベルになると思います。

しかし、この参考書の欠点は、英語をそのまま日本語訳をしたような文章ですので、

ちょっと読みづらさはあります。しかしかなりの良本です。

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まとめ

以上が、私がオススメするLinuxの基礎知識とその周辺分野の知識を身に着ける参考書です。

Linuxは本当に幅広い分野で使用されるOSで、LinuxOSがデファクトスタンダードとなりつつある分野も少なくありません。

その状況の中、即戦力として活躍したいのであれば、Linuxの基礎はしっかり身につけたいところですね。

この記事は、いい参考書があれば随時更新していきたいと思います。

コメント

  1. […] 【分野別】Linuxのおすすめ参考書今回はLinuxの基礎知識を身に着ける参考書を紹介したいと思います。私もLinuxを初めて勉強しようと思った時、何から勉強したらいいか分かりませんでし […]

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