【XWindow】xinitrcの記述と注意点

【XWindow】xinitrcの記述と注意点 Linux
スポンサーリンク

今回は、Xwindow Systemの起動時に実行されるスクリプト.xinitrcの書式についてまとめました。

組み込みLinuxや自分でLinuxOSのデスクトップ環境を変えたい時に、xinitrcに起動したいコマンドやアプリケーションを記述して置くと自動実行される便利なスクリプトです。

.xinitrcとは

XWindow Systemを起動時に読み込まれるシェルスクリプトです。

~/.xinitrcは、xinitやstartxコマンドで実行時に読み込まれるシェルスクリプトです。

XWindow SystemはLinuxのデスクトップ環境を構築する上で欠かせないものです。

組み込みLinuxで、目的に合わせたXWindow環境を構築したいという時に、必要となるスクリプトがxinitrです。

~/.xinitrcカスタマイズ

~/.xinitrc カスタマイズ例1:ウィンドウマネージャーXfce4を起動

~/.xinitrc カスタマイズ例2:ウィンドウマネージャーXfce4とアプリケーションを起動

~/.xinitrcの記述の注意点

ここで上記の例2で注意点があります。

以下のように例2のスクリプトを修正すると動きません。

上記の例だと、Applicationが終了するまで、2行目のウィンドウマネージャーが起動しません

ここはシェルスクリプト同様で、上から順に実行されるので、同時実行したい場合は、1行目をバックグランド(末尾に” &”をつける)で実行しましょう。

また、以下の例は、全てのコマンドをバックグラウンドで実行すると、Xserverが起動しないので注意しましょう。

~/.xinitrcがないときの対処法

おそらくLinuxをセットアップや、XWindow Systemをインストールしたばかりだと、~/.xinitrcスクリプトがないときがあります。

スクリプトがない場合、以下のディレクトリにデフォルトのxinitrcスクリプトがあります。

/etc/X11/xinit/xinitrc

カスタマイズしたいときは、スクリプトをコピーして使用しましょう。

またxinitrcスクリプトの代わりにXsessionを使用するディストリビューションもあります。

以下のファイルパスはLinuxMintの例です。

/etc/X11/Xsession

xinitrcスクリプトみたいに、Xsession内にカスタマイズしたいコマンドやアプリケーションを記述しましょう。

一応、LinuxMintの/etc/X11/Xseesionの内容を記述しておきます。

まとめ

また追加で情報があれば、随時追加していきたいと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました