メモリおよび仮想メモリの詳細な状態を監視するための、vmstatコマンドについてまとめました。
vmstatコマンド
vmstatコマンドは、仮想メモリやメモリの統計情報を表示するために使用されるコマンドです。
mxlinux@mxlinux:~ $ vmstat procs -----------memory---------- ---swap-- -----io---- -system-- ------cpu----- r b swpd free buff cache si so bi bo in cs us sy id wa st 0 0 0 533564 52576 1008116 0 0 95 58 89 262 1 0 97 1 0
3秒間隔で5回統計情報を表示する
mxlinux@mxlinux:~ $ vmstat 3 5 procs -----------memory---------- ---swap-- -----io---- -system-- ------cpu----- r b swpd free buff cache si so bi bo in cs us sy id wa st 0 0 0 533304 52916 1008180 0 0 80 49 87 251 1 0 97 1 0 0 0 0 533296 52916 1008180 0 0 0 0 89 221 1 0 98 1 0 0 0 0 533296 52916 1008180 0 0 0 0 81 207 1 0 98 1 0 0 0 0 533296 52916 1008180 0 0 0 0 79 199 1 0 98 1 0 0 0 0 533296 52916 1008180 0 0 0 0 81 200 1 0 98 0 0
vmstat表示内容の説明
procs
r : 実行待ちプロセス
b:スリープ状態のプロセス数(割り込み不可)
memory
swpd : スワップサイズ(単位はKB)
free : 空きメモリサイズ(単位はKB)
buff:バッファに割り当てられているメモリサイズ(単位はKB)
cache : キャッシュに割り当てられているメモリサイズ(単位はKB)
swap
si : ディスクからスワップインされているメモリサイズ(KB/秒)
so : ディスクからスワップアウトされているメモリサイズ(KB/秒)
io
bi : ブロックデバイスからの入力(単位はblock / sec)
bo : ブロックデバイスからの出力(単位はblock / sec)
system
in : 1秒当たりの割り込み回数
cs:1秒当たりのコンテキストスイッチの回数
※コンテキストスイッチは、CPUが現在のプロセスを一時停止させ、別のプロセス再度処理を実行すること。
cpu
us : 一般のプロセスが実行されていた時間を表示(ユーザー時間)
sy : Linuxコール・システムコール等で実行した処理時間の割合(システム時間)
id : アイドル状態の時間の割合(CPUが何もしていない時の状態の割合)
wa : ディスクIOの待ち時間の割合
st : 仮想環境上でゲストOSがCPUに割り当てられなかった時間の割合
コメント